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ツンデレ先生のプロフィール

新居彩子

Author:新居彩子
ココロとカラダを整えるバレエサロンを運営しています!姿勢、体幹、柔軟性、バランス感覚、コーディネーションなど身体の正しい使い方を通してココロとカラダを元気にします。誰でもバレエを日常に取り入れられるライフスタイルを日々考えています。

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今年も3日から始動しました。
2年前から、毎年お正月は、
佐藤愛さんのバレエ解剖学セミナーを受講しています。
Dancer's Life Support.com

1月3日と4日に、佐藤愛さんによる
・ウォームアップ
・クラシックバレエの基礎レッスン
・男性のヴァリエーション
・女性のトウ・シューズクラス
を見学させて頂きました。

受講者は、バレエ留学を目指す、
14歳~20歳の若いダンサーたち20名。
私は大人にしかバレエを指導していませんが、
どのようなウォームアップをして、
どのようなレッスンで、
どんな言葉をかけ、
何を伝えるのか、
佐藤愛さんの指導から多くのことを勉強させて頂きました。

20160904_0665minic.jpg
<写真はセミナーとは関係ありません。小野絢子さんのレッスン風景>

4日間の集中レッスン後、最終日はデモンストレーション。
子どもたちの成長がよく見えました。
愛さんもおっしゃっていましたが、
レッスンをやっている最中は、
全員一生懸命ですし、真面目に取り組んでいます。
しかし、レッスン前やレッスン後の自習時間に、
何を考えて、どんな練習や行動をしているか、
これが、大きな差になっていくのだと実感しました。

先生の前でレッスンするのは、1日のうちの数時間程度。
レッスンしながら気付いた弱点や欠点を改善していくのは、自分です。
 自分の時間をどう過ごすか?
にかかっています。

自分の身体と向き合って、
コツコツと努力し、
少しずつ改善していくのは、
時間も労力も気力もいる、
とても大変な作業です。
しかし、ダンサーやアスリートとして成長する為には、
この作業から逃れることはできません。

私がトレーニングをしている選手たちは、
中学生から大学生までいますが、
この作業ができる選手は、確実に体が変わっていきます。
 自分がどうなりたいのか?
という目標に向かってしている努力は、
ちゃんと成果として見えてくるものなのだということを、
今回の見学で実感しました。
(トップアスリートやトップダンサーになれるかどうかは別問題ですが…)

20160904_0781minic.jpg

このことは、指導者の責任が非常に重大であることでもあります。
 どのような知識を持ち、
 どういうタイミングで、
 どんな言葉を遣って、
 何を伝えるか?

指導者の言葉は、
生徒に大きな影響を与えます。
若い才能あるアスリートやダンサーと関わる立場であるならば、
勉強し続けなければなりません。

今年も、多くの方にご指導いただきながら、
いろいろな分野から何でも吸収し、
学んでいきたいと、
気の引き締まるスタートでした。
あけましておめでとうございます!

昨年は、ツンデレ先生ブログを応援して下さり、
本当にありがとうございました。
今年もバレエやトレーニングにまつわる
様々な情報をお届けしたいと思っております。
2017年が皆様にとって佳き年となりますよう
心よりお祈り申し上げます。

2017年年賀状privada

★踊り初め&トレーニング初めは・・・
6日(金) 大人の姿勢改善バレエ@小美玉SC
10日(火) 大人のバレエサロン@Luz大森
11日(水) シナジリティトレーニング@駒沢FC
12日(木) 保育つきバレエサロン@こらぼ大森
13日(金) シナジリティトレーニング@小美玉FA

レッスンを体験したい方は、お気軽にお問合せくださいね!!
今年最後の記事は、イベントの裏トーク。
小野絢子トークセミナーにいらして下さった皆様、
本当にありがとうございました!!

今回の企画は、小野絢子ちゃんからの提案がきっかけで、
「バレエ衣裳」をテーマにすることになりました。
子どもの頃からバレエを習ってきた私たちにとっては、
あまりにも身近な存在でしたので、
衣裳のコトについて深く考える良いきっかけとなりました。

20161102ballet01.jpg
大谷バレエスタジオアプロンにて衣裳選び>

現役時代にお世話になった大谷哲章先生にお願いして、
お衣裳をお借りすることになったのですが、
衣裳部屋の奥から、大切に保管してあったものをひっぱりだして頂き、
素晴らしい衣裳がたくさんあって、なかなか選べませんでした。

20161102ballet03.jpg
<イベントで展示する予定だった「フレスコ」の衣裳>

最初は、装飾がたくさんついている衣裳をお見せしたいと考えていましたが、
初めてバレエ衣裳をご覧になる方もいらっしゃるので、
有名な作品やオーソドックスな形の衣裳をご紹介することにしました。

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<大谷先生とアイロンをかけて下さった勝又先生>

選んだからといって、そのまま展示できるわけではありません。
畳んであった衣裳は、アイロンをかけなくてはなりません。
スチームアイロンで衣裳を美しくよみがえらせて下さったのが、
アカデミー時代からのバレエ仲間の勝又先生。
セミナーで衣裳を展示するまでには、いろいろな方のご協力があったのです。

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<実はジゼル衣裳が細すぎて着れてない!!> photo by Shoko Matsuhashi

衣裳を着せたトルソーもいろんな方からお借りしました。
ゲスト講師の植田さんは、当日手荷物でご持参くださいました。
せっかく借りた美しい衣裳を美しく見せるのも、けっこう大変でした。。。

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<モデルをしてくれた早大バレエサークルの学生さん> photo by Shoko Matsuhashi

9月のトークセミナーで運営をしてくれた学生さんたちには、
当日モデルになってもらうことだけ伝え、
衣装合わせはしていなかったので、
着れるかどうか、実は分かりませんでした。

一番背の高いAちゃんには、男性の衣裳を着てもらいました。
キレイな女性の衣裳が着たいと思うのが普通なのに、
男性の衣裳を着てくれて、本当に感謝です!
たぶん、肩幅は大きかっただろうし、袖も長かったんじゃないかなぁ。

セミナーが始まってから、裏で学生たちに衣裳を着せて下さったMさん、
ぶっつけ本番にもかかわらず、針糸持参でうまく調整して下さいました。

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<私もバジルのジャケットを着せてもらいました!> photo by Shoko Matsuhashi

いつもぶっつけ本番でバタバタの舞台裏ですが、
本当にいろいろな方のご協力のおかげで、
「海賊」の美女メドーラのジョーゼット衣裳、
「ジゼル」1幕のジゼルのスカートの衣裳、
「眠れる森の美女」の男女ペアの白いチュチュの衣裳と、
「ドン・キホーテ」の男女ペアの色ものの衣裳をご紹介することができました。

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<DVD購入下さった方にサインを書く小野絢子ちゃん> photo by Shoko Matsuhashi

セミナーを開催する時にいつもご協力くださるのは、
新国立劇場バレエ団のご担当者様、
そして、世界文化社のご担当者様。
舞台の写真や映像をセミナーでご紹介できるのは、
こうした方々のご理解とご協力があってこそ。
バレエ芸術文化を多くの方にご紹介したいという理念にご賛同下さり、
いつもご協力下さいます。

また、今回70名近くのお客様にいらして頂いたことは、
本当に嬉しく、心から感謝しております。
このセミナーを始めた当初は、参加者が5~6名だけの時もありました。
日本のトップバレリーナの小野絢子さんのセミナーなのに、
お客様が集まらないなんて・・・と力不足を感じることもありました。
毎回、お客様にアンケートにご協力いただき、
励ましの言葉やお叱りの言葉を頂戴し、
その都度、試行錯誤して、できることを少しずつ改善してきました。
今回もまた新たな課題やご提案をいただきましたので、
これを次に活かして、新たなチャレンジをしてゆきたいと考えています。

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<衣裳セミナーを一緒に作り上げて下さったお二人と> photo by Shoko Matsuhashi

バレエ衣裳の世界は、まだまだ広くて深く、
今回のセミナーだけではご紹介しきれませんでした。
いつかまた違った視点から、衣裳のヒミツについて、
ご紹介できたらいいなと思っています。

大人のバレエサロンの皆さま、
保育つきバレエサロンの皆さま、
シナジリティトレーニングの皆さま、
小野絢子さんのファンの皆さま、
今年1年間、本当にありがとうございました。
バレエの面白さや素晴らしさを伝えるブログになるよう
精進してまいりますので、
来年もよろしくお願いいたします!
自分を表現するのが苦手という方へ。

バレエダンサー時代の大先輩で、
劇団四季でもご活躍されていた水井博子さんが主宰する、
エモーショナルトレーニングセミナーを拝見しました。

バレエは、スポーツ競技ではないので、
回転技が正しくたくさん回れれば勝ち、
脚が高く上がって、ジャンプが高く跳べれば完璧、
という訳ではありません。
作品の物語や登場人物、振付家が伝えようとしているモノを、
ダンサー自身が深く掘り下げ、
それを舞台上で観客に伝えられなければ、
バレエ芸術ではありません。

でも、この「表現する」って苦手な人が多いです。
日本人は感情をあまり表に出さない習慣がありますし、
会話でも身振り手振りのジェスチャーが少ないので、
言葉以外で、何かを伝えるのが難しいのかもしれません。

にもかかわらず、
「表現力」を学ぶ場所や機会がとても少ない。
バレリーナを目指している子たちは、
真面目にコツコツレッスンするのはとても得意だけれど、
バレエ以外の分野に飛び込んで、
他のことを学ぶことをあまり好まないように思います。
いや、
指導者がそれをあまり良しとしないのかもしれません。

そんな日本のバレエ界の救世主が、
水井博子さんのエモーショナルトレーニング!
バレエダンサーだけでなく、
フィギュアスケーターにも表現力を指導されているそうです。

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<自分と向き合って黒目を真ん中にする>

表現するって、自分の殻を破るというメンタル面も大事だと思いますが、
広い舞台では、観客席まで伝わらなくては意味がないので、
どうすれば、周りに伝わるか、客席まで届くか、
という部分は、テクニカルなことも学ぶ必要があるんですね。

20161211ET02.jpg
<顔を動かすトレーニング>

体をストレッチで大きく動かすように、
顔の筋肉もストレッチや筋トレが必要だったり、
顔の向きだけでなく、黒目の位置を意識することで、
より強い視線を使うことができるなど、
表現するための基本的なテクニックが必要なんだと分かりました。
こういう知識、現役時代に知りたかったなぁ~。

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<いろんな「喜び」を表現してみる>

「喜び」を表現するにも、
ちょっと嬉しい喜びなのか、
目の前の相手に伝えたい喜びなのか、
跳び上がるくらいの喜びなのか、
叫んでしまうくらいの大きな喜びなのか、
表現の仕方で変わってきます。

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<何もしないで「怒り」を表してみる>

このセミナーの中で、一番大きな発見は、
何もしない、という表現があるってこと。
怒りを表すのに、動かずに表現できるんだって認識してなかった。
喜怒哀楽、すべてにいろんな形があって、
自分が表現したいものを、
どう解釈して、どう伝えるのか?
これが表現者の難しさであり、
面白さでもあるのかなと思いました。

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<一つひとつの動きに想いを込めてレッスンする>

表現することの面白さを学んでから、
改めてレッスンをしてみると、
全然違う形になりました!
顔の向き、目線の方向などを意識するだけで、
ダンサーたちの意思が伝わってくるような印象です。

ヴァリエーションを踊る時も、
どんな人物で、どんな場面で、どんなことをするために踊っているか、
自分の中で掘り下げてから、一つ一つのパ(動き)を考えると、
舞台に出てくる瞬間の一歩目から変わりますよね。

水井さんのエモーショナルトレーニングを拝見し、
バレエって本当に面白いな、と改めて思いました。

★水井博子さんのエモーショナルトレーニング
http://www.emotionaltraining.jp/
  • 着ても着れない!?バレエと衣裳の関係

前回の続き。
11月26日の小野絢子トークセミナーでは、
「バレエ衣裳の美しさのヒミツ」をテーマにお話ししました。


<衣裳左から、海賊/ドン・キホーテ/ジゼル>photo by Shoko Matsuhashi

舞台では、衣裳を「美しく作る」ということだけでは駄目で、
「動きやすく」、「安全に」作らなければなりません。
衣裳製作の植田さんは、ダンサーが衣裳で気をとられることのないよう、
あらゆるリスクを考えて製作されているそうです。

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<モデルは早稲田大学バレエサークルの学生>photo by Shoko Matsuhashi

実際にバレエ衣裳を着てもらいました!
モデルは、早稲田大学バレエサークルCielの学生さんたちです。
9月のトークイベントでお手伝い下さった幹部の3人に、
ドン・キホーテのキトリ、
眠れる森の美女の王子、
オーロラ姫の衣裳を着てもらいました。

衣裳をご提供くださったのは、
大谷哲章バレエスタジオ・アプロンさんです。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~aplomb/

主役級の衣裳は、1着20~30万円くらいかかります。
装飾の細かさや生地の種類によって価格は変わりますが、
1着ずつ丁寧に製作されるため、コストはかかります。

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<衣裳の形について語る小野絢子さん>
 photo by Shoko Matsuhashi

もちろん、1回着て終わりということはなく、
その演目を再演すれば何度でも着ますし、
踊り手が変われば、その方に合わせて微調整をします。

小野絢子さんは、ボディに厚みがないことを気にされているそうで、
痩せすぎないようにすることもありますが、
衣裳の縫製で少し調整することもできるそうです。

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<ダンサーの動きと衣裳トラブルについて語る植田さん>photo by Shoko Matsuhashi

これまで衣裳製作に携わってこられた植田さんは、
舞台上で起こるいろいろなトラブルを経験し、
その都度、原因をしっかり追究して、
トラブルを未然に防ぐ努力をされてきたそうです。

ダンサーの動きが激しすぎて衣裳が裂けてしまったり、
衣裳の装飾が、他の方の衣裳と引っかかったり、
舞台装置に引っかかってしまったり・・・。

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<衣裳左から、ドン・キホーテ/眠れる森の美女>photo by Shoko Matsuhashi

実際に着てみて分かることもたくさんあります。
毎日練習をしているダンサーは、
本番に向けて体型が変わっていくことも良くあります。
女性は細くなっていったり、男性は筋肉が太くなったり、
本番まで衣裳担当は気を抜くことはできません。

アイロンをかけたり、本番直前に衣裳直しをしたり、
衣裳担当の仕事は本当にたくさんあるのです。

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<ダンサーの可動域の広さに合わせた衣裳の話>photo by Shoko Matsuhashi

ダンサーの体の可動域は、想像以上にかなり広いので、
その動きにも対応できる衣裳を製作しなければならないのです。
後ろに反った時に、胸が見えそうになるのを気にして、
思い切り踊れないダンサーがいれば、少し肌色の布を足したり、
脚の開く角度が180度以上の場合もあるので、
股の部分が破けないようにしたりしているそうです。

一方で、ダンサーの衣裳に対する扱いについても、
気を付けてもらわなければならないことがたくさんあります。
衣裳の舞台裏事情のお話は、また次回。