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ツンデレ先生のプロフィール

新居彩子

Author:新居彩子
ココロとカラダを整えるバレエサロンを運営しています!姿勢、体幹、柔軟性、バランス感覚、コーディネーションなど身体の正しい使い方を通してココロとカラダを元気にします。誰でもバレエを日常に取り入れられるライフスタイルを日々考えています。

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全寮制の女子中学生のサッカーチームである
小美玉フットボールアカデミーで、
バレエトレーニングを指導し始めて、1年半が過ぎました。
年に2回効果測定を行っていて、先月、今年2回目の測定を行いました。

今日は、その測定結果を見ながら、
選手自身に、自分の身体の状態や能力を知ってもらい、
バレエトレーニングをやる意味や身体のしくみについて話をしました。


<小美玉FA寮のリビングでモニタを使って話をする>

サッカー少女たちからすれば、
 なんでバレエなんかやらなきゃいけないの?
と思うのは当たり前だし、
ストレッチや柔軟なんて面倒くさいと思うはず。

だからこそ、
 なぜバレエトレーニングをやるのか?
ということをちゃんと伝えることは大事。

なでしこを目指すならば、
楽しいからサッカーやる!だけじゃなくて、
身体のことを考えなくてはならない時が必ずくる。
怪我をしてしまった時、スランプに陥った時、
自分の身体の状態を客観的に見て、
 今、何をしなければならないか、
自分で掘り下げて考える力が求められる。

とは言っても、がっつり解剖学セミナーじゃ面白くない!
骨のつくり、筋肉・腱・靭帯とは?という基礎的な話だけをして、
 自分の姿勢がどうなっているか、
 自分がどんな動きをしているか、

写真や映像を見ながら、みんなで考える時間。

こちらも、改めて解剖学を勉強し直して、何度も写真や映像を見直して、
分かりやすく、シンプルに、大事なことを伝えるにはどうしたらいいかを考え、
個人フィードバックシートとプレゼン資料を作成。
実は、中学生にプレゼンするのが一番難しいんですよ!



<自分の垂直跳びの映像を見て、空中の姿勢をチェック>

講座の中で、
何かを感じる子もいるかもしれないし、何も感じないかもしれない。
実際にトレーニングをやる中で、
感覚の違いに気づく子もいるかもしれないし、何も感じないかもしれない。

人それぞれ顔や身体が違うように、理解の仕方や考え方もみんな違う。
手を変え品を変え、言い方を変え見せ方を変え、
どこかで何かが少しでも伝わればいいなと思いながら、
毎回小美玉FAの選手たちと向き合っているわけです。

自分の身体は、誰かと取り替えることはできない。
でも、自分で改造することはできる。
アスリートやダンサーが目標を達成するためには、
自分の身体の特徴を把握して、能力を理解して、
身体を自ら作り上げなくてはならない。
自分の身体と真正面から向き合うしかないのです。

さて、選手たちには伝わったでしょうか…?
  • オーロラ姫の美しさの秘密

新国立劇場バレエ団の新シーズン最初の公演、
新制作の「眠れる森の美女」が終わりました。

今回は、公演プログラムに二人のプリンシパル、
米沢唯さん、小野絢子さんのインタビュー記事を執筆させていただきました。
お二人とも、とってもかわいらしくてステキ☆



「眠れる森の美女」のグランパ・ド・ドゥは、
バレエ学校の生徒だって踊るような超有名な踊り。
実際に、絢子ちゃんもアカデミー時代に踊っています。
オーロラのバリエーションも、
バレリーナの卵たちが、よく踊っています。
ローザンヌ国際バレエコンクールでもよく出てきます。

子どもの頃から親しんできたオーロラ姫を、
今、プリンシパルたちがどう踊るのか?

かつて私も発表会でグラン・パ・ド・ドゥを踊ったことがあるので、
大人になり、様々な経験を積み、プリンシパルとして、
どんな気持ちで踊るのか、とても興味がありました。



お二人とも、「眠り・・・」全幕のタイトルロールは初挑戦で、
1幕のローズアダージオのドキドキとか、
2幕の幻想のシーンをどう踊るのかとか、
今回の新制作に導入される、目覚めのパ・ド・ドゥとか、
3幕のグラン・パ以外のいろんな見どころが満載過ぎて、
観ているこっちもドキドキしてしまいました。



豪華で華やかなバレエの中で、
古典のスタイルをきちんと踊りこなしているプリンシパルたち。

ただ気になったことがあるとすれば、
衣裳がちょっとモサッとしているというか、
日本人体型に合っていないというか、
なんかスッキリ見えない昭和っぽいデザインでした。
髪飾りのつけ方とか、袖の長さとか、裾捌きとか、
あとチュチュのボディのカットの仕方とか、
すごーく細かいところなんだけど、
背が低くて手足の短い日本人のことを考えてくれたのかな?と。

あと、コール・ド・バレエがバラバラしている感じがして、
なんか気になりました。
キャストによっては、リラとカラボスの善悪の対比が弱い感じもあったし、
マイムに気持ちが込められていないように見えてしまう部分もありました。

先日のトークイベントで、
小野絢子ちゃんのリラの精のマイムを見てしまったからなのか、
物足りないところも気になりました。

まぁでも、今回が新制作なので、
これから少しずつ熟成して良いバレエになっていくことを期待しています。
バレエファンなら誰もが期待してしまう傑作バレエだけに、
こちらの求めるものも多いってことで、
辛口なコメント、ゆるしてください。
  • つま先立ちでブレない軸をつくる!

つま先立ちでグラグラしちゃう
という人へ。

バレエのレッスンはもちろんだけど、
普段の生活でもつま先立ちになることはある。
なかなかうまくバランスがとれなくって、グラグラっとしちゃう。
倒れて足首を捻挫する人もいるかもしれません。


<バランス測定中の小野絢子さんの姿勢>

バレエのレッスンをちゃんとしていれば、
そんなにグラグラするはずがない!
捻挫なんて、絶対にしないのがバレエダンサー。
だって、トウシューズで立つんだから、
足首を強くしていないと危ないよね。

つま先立ちって、バレエでは「デミポワント」と言います。
1番ポジションでデミポアントになるとき、
体重は、親指と人差し指の間の付け根に乗せること。

balletblog (8)

人間の足の骨は、親指が一番太い。
だから、体重を支えるのに一番適しています。

絶対にやってはいけないのが、
薬指や小指の方に体重を乗せてしまうこと↓

balletblog (7)
こんなのバランスとれないどころか、
足首を捻挫してしまうから気を付けて。


最近、子どもたちの立ち方をよく見ると、
外側(小指側)に体重がかかっている子が多いです。
走ったり歩いたりする時に、親指で床をしっかり押せないので、
早く走ることができませんし、
捻挫しやすい足の使い方になってしまいます。
確認する方法は、カンタン↓
blog (75)
足を揃えて(6番)立ち、つま先立ちをするだけ。
両足のかかとの間が開いていたら、
体重が外側(小指側)に乗っています。

1番でも2番でも5番でも6番でも、
必ず親指と人差し指の間の付け根に体重を乗せて。
そうすれば、デミポワントもポワントも大丈夫。
きちんとバランスがとれるようになります。

レッスンでは毎回必ず何度も出てくるので、
いつも重心の位置を意識してレッスンして下さいね!!
  • 「眠れる森の美女」のマイムと結婚式スイーツ!

今日は、チャイコフスキーの三大バレエの一つ
眠れる森の美女」の鑑賞のツボを学びました。

ツンデレバレエでは、年に数回、
バレエの魅力や見どころを紹介するティータイムサロンを開催し、
実際に舞台鑑賞をする前に、ツウな見方を解説しています。
美味しいお菓子とお茶を頂きながら、
バレエ鑑賞のおしゃべりをするのは、とっても楽しい時間です!



今回のお菓子は、アーモンドを使ったフロランタン。
バレエの生徒さんで、お料理研究家の佐藤富美子さんが作って下さいました!!
アーモンドは、たくさんの実をつけることから、子孫繁栄の願いを込めて、
結婚式に、ドラジェのようなアーモンド菓子を配るようになったそうです。
眠れる森の美女」の第3幕で、オーロラ姫とフロリムント王子が結婚するので、
フロランタンを食べながら、スイーツ文化も学びました!


さて、バレエのマイムのお話。
バレエは、ご存知の通り、声を出したり、セリフを話したりすることはありませんので、
物語を全て身体の動きで表現します。
バレエで、言葉の代わりに伝えるしぐさ(動き)を「マイム」と言います。
マイムだけを学ぶクラスもあるくらい、バレエでは大切な表現方法の一つです。
ただ踊るだけでは、物語をお客様に伝えることはできません。

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<リラの精役で「どうしたの?」というマイムをする小野さん>

先月の小野絢子さんのトークセミナーでは、
眠れる森の美女」に出てくるマイムをいくつかご紹介しました。
実際に、プリンシパルの小野絢子さんに見せて頂きました!

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<悲しい>
涙が流れるように、両手を目のところから下げる

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<美しい>
片手の甲を、逆側の耳から顎を伝って耳まで添える

このほかにも、
<愛する> 心臓を両手で隠すように重ねる
<死ぬ>  拳の両手を頭上でクロスし、下に下げる
<踊る>  両手を頭上でくるくる回す
など、様々なマイムがあります。
マイムが分かると、舞台上のダンサーたちの会話が理解できます。

たとえば、プロローグのカラボスとリラの精。
 「オーロラ姫が16歳になったら、糸紡ぎの針で指を刺して死ぬ!」
 「いいえ、死ぬのではありません。
  永い眠りにつき、ハンサムな王子様がキスで目覚めさせるのです」
という会話をしています。
たとえば、第2幕のリラの精と王子。
 「あなたに愛する人はいますか?」 「いいえ、愛する人はいません」
 「なんて美しい姫!私は彼女を愛し、そして結婚したいです!」
と話したりしています。

小野絢子さんのトークセミナーでは、
小野さんがリラの精、私が王子役で、実際に第2幕のマイムを披露しました!
バレリーナの優雅な動きで、会話が成り立っていることを実感して頂けたと思います。
PA122151mini.jpg

バレエ鑑賞では、踊りだけを見るのではなく、
表現者としてのダンサーの動きも見て頂きたいのです!
眠れる森の美女」は、マイムがいろんなところに出てくるので、
ほんのちょっと勉強してから見ると、とっても面白いと思いますよ。
ぜひおためしあれ~